20時からビジネス系の勉強会。オンラインですね。
今回参加した勉強会は、全3回で、課題があらかじめ与えられていて、1週間くらい前にPDFでテキストが配布されたのですが。ケーススタディーといいますか。ある企業の事例を読んで、それについてディスカッションするみたいな。そういう内容。
事例を読み、議論をする = ケーススタディ
ディスカッションもただ闇雲に行われるのではなく、テキストを読んで、設問があって、その設問への各の勉強会参加メンバーの回答を検討していくみたいな。
例えばある企業が、スタートアップの段階から、もっとスケールアップする。といった時期に差し掛かった時、どういった施策を打つべきなのか。みたいなですね。
もちろんもっと設問の内容も、設問に回答するためにあらかじめ読んでおくテキストも、構造というか。複雑なのですが。
こういう勉強会に参加するときにはもちろん、しっかりメモはするのですが、勉強会中ですね。ただ、そのメモの内容を全て公開するわけにも多分行きませんし、どこまで今回の勉強会の内容を公にしていいのかもわからないので、レポートをする、というのはけっこう難しいのですけれども。
ビジネス系ケーススタディーの例
今回、ケーススタディーで取り上げられたのは、アメリカの企業で。医療系の器具で、新しいビジネスモデルを構築しようと。そしてそれが、ある程度成功してきたので、規模を拡大するために、どういた施策を打てばいいのかと。
ざっくりまとめるとこういったところなのですが。
要するに今回のケーススタディーで取り上げられた企業、仮に A 社としましょうか。弊社はですね、それまで基本的には対面販売がメインだったある医療器具を、オンラインで、D2Cで販売してみてはどうか、というアイディアを実現した企業で。
なぜオンラインでD2Cで販売するのかというと、そちらの方がコストが安いから。消費者に、安価で提供することができるから。医療器具を。安価で提供すると何がいいのかと言うと、財布に優しいだけでなく、頻繁に交換できるので。その医療器具ね。実はそれが健康にも良いと。
例えば極端な話。例えばですけどね。注射針とか使い回してはいけないですよね。極端な話、例えばなんですが。
しかしそれが、この現実世界とは別の世界線で、ただし物価感は同じな世界線で、1本何十万円もするような注射針しか作ることができない。流通していない。というふうになったら、どう考えても使い回ししますよね。洗って。
でもそれって普通に考えて健康に良くないじゃないですか。感染症のリスクがあるし。
だから、医療器具っていうのは基本的には清潔に保ったほうがいいわけで。そうなると、使い捨てというか。基本的にはすっすと新しいものを使える方が良いのですよね。
しかし高頻度で新しいものを使えるようにするためには、価格を抑えないといけない。
では価格を抑えるにはどうすればいいのかと言うと、オンラインでD2Cで販売。
そしてこれが軌道に乗ってきたのだけれども、では、ここからさらにビジネス規模を拡大するには、どうすればいいのか。
製品のラインナップを増やすのか。
流通形態をオンライン以外にも広げるのか。
それとも、今回取り上げられた A 社。アメリカの企業で、アメリカ国内が基本のマーケットだったのだけれども、国外のマーケットを狙うか。
さて、どうする?
読み手の考えも問われる
みたいな。ざっくり言うとこういうことなんですけれども、もちろん、いろんなビジネス上の指標ができてきて、そういった数値も参考にしつつ、企業経営理論はそういった数字数字でガチガチに固めれば何とかなるという代物でもないみたいなので。
そこで経営者の思想とか。熱い思いみたいなのですね、議論するわけですね。
自分が、今回の A 社だったら A 社の社長になったとして。経営者になったとして。どのような意思決定を、どのような根拠で下すのか。
その根拠というのは、もちろん与えられたケーススタディーですので。ケーススタディーの文章を読み込んで、そこにヒントは隠されているし、それが基本となって、そこにそのケーススタディを学んでいる今まさしく自分自身の思い、それまでビジネスで培ってきたとかビジネス書を読んで学んできた知見。そういったものを総動員して、A 社の社長になったつもりで意思決定する。
そしてそれを議論する。
そういった感じなのかな、と。
文学部的文献研究と、ビジネス系ケーススタディの違い
ですので、今までいろんなこういったテキストを読んでそれについて考えるみたいな。そういった勉強会を何回もしてきたのですが。
それでもこういった勉強会をするのは久しぶりだったのですけれども。
私が今まで参加してきたこういったテキストを読向けの勉強会っていうのは基本的には、人文系が中心だったのですね。
文学とか。哲学とかですね。
特に文学系のこういった勉強会。勉強会というのか。文学賞を読んで、それについて議論する。といった会の場合は、とにかくテキスト通りに読むというのが基本で。それはまず徹底的にた叩き込まれると。
テキストにどう書いてあるのか。これがいちばん大事で。
「何が書いてあるか」についてのすり合わせを、参加メンバーでしていくみたいな。
ですので今回のビジネス系の勉強会では、ケーススタディーの文章があらかじめ与えられていて、私はけっこう文学部的に読んでしまったというか。
何が書いてあるのか、というのを、しっかり読み取るみたいな。
そこが第一の目標みたいな。
自分がその社長になりきって、自分の経験も踏まえて何か意見を言うみたいな。そういった発想には一切至ってなくてですね。
けっこう浅い読み方をしてしまったなと。
もちろん、ケーススタディーオフまえての設問には、教科書的な企業経営理論の知識を使えば答えられそうなものもあったので。
例えば持続可能的であるかどうかとか。
持続可能かどうかと言えばそれはもうバーニーの VRIO 分析だろうと。それくらいだったら私にも分かると。
いうことで、そういうこともやったりはしてみたのですが。
ここに、3年企業経営理論の面白さもものすごく理解できるようになってきました
これがまた哲学科出身の悪い癖で。何か人名がついてないと、ある理論だったり、あるフレームワークでもある分析でもいいですけど、そういったものにいちいち信頼がおけないというか。
フッサールによればとかハイデガーによればとか。そういった人名が入ってないと、いまいち何かフレームワークやら何やら言われても、なんだかふわっとした感じがして受け入れ切れないのですが。
それでも勉強しているうちに、あ、マイケルポーターという人がいるのだな、とか。バーニーという人がいるんだな、とか。
そういうのを知っていてですね、最近は企業経営理論についても、興味深く情報を仕入れられるようになったというところです。
Dragon Ash のライブ・チケットを発券
勉強会は22時に終わり。
それから金曜日に、今週の。
Dragon Ash のライブがあるので。高知で。キャラバンサライで。そのチケットも買っているので。
チケットの発券をですね、コンビニで。してきました。
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