高知アグリ・データサイエンス・ラボ定例会 (2024 年 6 月 23 日)

日記

午前中は仕事。仕事中はビジネス系のオーディオブックを聴きました。

オーディオブック

栗原康太『新規事業を成功させるPMFの教科書』

新規事業の成功を目指すための指南書。PMF(プロダクト・マーケット・フィット)という概念を中心に、良い市場を見つけ出し、その市場のニーズに合致する製品やサービスを提供する方法を詳しく解説しています。

本書では、PMFの重要性を強調し、具体的なステップや戦略を提供しています。例えば、市場調査の方法、ターゲット市場の特定、顧客のニーズの理解、そしてそれに応じた製品やサービスの開発と改良のプロセスについて詳細に説明しています。また、成功事例と失敗事例を豊富に紹介し、読者が実践に役立てられる具体的なヒントやアドバイスを提供。

著者は新規事業のエキスパートとして知られ、その経験と知識が詰まった本書は、スタートアップ企業や新規事業担当者にとって必読の一冊と言えるでしょう

  • 参考 1: https://news.nicovideo.jp/watch/nw14176908)
  • 参考 2: https://news.nicovideo.jp/tags/%E7%9F%A5%E8%A6%8B%E3%81%A8%E3%80%81%E6%8C%91%E6%88%A6%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%90

アグリテック研究会: 高知アグリ・データサイエンス・ラボの定例会

14 時からアグリテックの研究会、高知アグリ・データサイエンス・ラボ定例会

参加は現地 1 名、 オンライン 1 名。

テーマは、前半、LoRa 版通い農業システムの電源問題についての話し合い。

後半は農家向け栽培管理用アプリについて企画会議。

また、時間に余裕があったので、LoRa 版通い農業システムへ昇圧コンバータの取り付け。

しかし昇圧コンバータは上手く動作せず。なぜ。

次回から、アプリ開発を具体的に進めることに。

LoRa とは?

ちなみに LoRa とは、低消費電力で広範囲の通信が可能な無線通信技術で、主に IoT 向けに設計されているもの。セムテック社によって開発されたLoRa は、数キロメートルの距離で通信を行うことができ、バッテリー駆動のセンサーやデバイスに適しています。

LoRa は、免許不要の周波数帯を使用し、スプレッドスペクトラム変調技術を採用。この技術により、通信範囲が広がり、干渉に強い特徴があります。また、双方向通信やGPSを使用しない位置情報取得も可能。

LoRaWAN(ロラワン)は、このLoRa技術を基に構築されたネットワークプロトコルで、LoRaデバイスとゲートウェイ間の通信を管理します。LoRaWANは、デバイス間やネットワーク間の互換性を確保するためのエンドツーエンドのアーキテクチャを定義し、スマートシティや産業オートメーション、スマート農業などの幅広い応用に対応しています。

LoRa Allianceというオープンな協会がLoRaWANの標準を開発・維持しており、最新の技術や市場ニーズに応じた機能強化やセキュリティ対策を行っています。

  • 参考 1: https://lora-developers.semtech.com/uploads/documents/files/LoRa_and_LoRaWAN-A_Tech_Overview-Downloadable.pdf#:~:text=URL%3A%20https%3A%2F%2Flora
  • 参考 2: https://lora-alliance.org/lora-alliance-press-release/lora-alliance-unveils-lorawan-development-roadmap-the-standards-success-guides-its-future-evolution-and-direction/
  • 参考 3: https://lora-alliance.org/lorawan-for-developers/

蔦屋書店へ行く。など

それから20時過ぎから外出。

蔦屋書店へ。

特にこれといった目的があったわけではないのですが、最近参加している蔦屋書店主催の読書会で紹介された本をまじまじと見るなどしました。

アドルフ・ヴェルフリと Art Brut

私の参加しなかった回で紹介されていたアドルフ・ヴェルフリ。

そしてアドルフ・ヴェルフリに関連して Art Brut の概念。

アドルフ・ヴェルフリ

アドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wölfli、1864年2月29日生まれ、1930年11月6日没)は、スイス出身のアーティスト、作家、音楽家であり、Art Brut やアウトサイダー・アートの先駆者として知られている。

ヴェルフリは極度の貧困と家庭内の混乱の中で育ち、幼少期に孤児となりました。若い頃から精神的な問題を抱えており、最終的にはヴァルダウ精神病院に収容され、生涯その地で過ごした。

ヴェルフリは1899年に絵を描き始め、1908年から1930年にかけて「聖アドルフ・巨大創造」(St. Adolf-Giant-Creation)という25,000ページにも及ぶ大作を完成させました。彼の作品は複雑で精緻な幾何学模様や地図、音楽の楽譜を含み、時には詩や散文も織り交ぜられている。彼の創作活動は彼自身の心の安定に寄与し、作品の中で独自のリズムと構造を持った独特の世界を築き上げた。

ヴェルフリの作品は、彼の精神状態や生涯にわたるトラウマを反映しており、観る者に彼の内面的な混沌を伝えつつも、その中に秩序を見出そうとする試みが見られます。彼の作曲は、独自の音楽理論に基づいており、後に音楽家たちによって解読・演奏されている。

  • 参考 1: https://www.britannica.com/biography/Adolf-Wolfli)
  • 参考 2: https://folkartmuseum.org

Art Brut

Art Brut は、フランスの画家ジャン・デュビュッフェによって1940年代に提唱された芸術概念。Art Brut は、一般的な美術教育や文化的規範から解放された、純粋で素朴な芸術表現を指す。この概念は、デュビュッフェが精神病院の患者やアウトサイダーアーティストの作品に触れたことがきっかけで生まれた。

Art Brut の作品は、社会的な制約や美術史の影響を受けず、アーティストの内的な衝動や創造力から生まれる。そのため、形式や技法に囚われない自由な表現が特徴である。このジャンルの代表的なアーティストには、アドルフ・ヴォルフリやアンリ・ルソーなどがいる。彼らの作品は、その独自の視点と力強い表現が評価されている。

Art Brut は、既存の美術の枠を超えた表現の自由を象徴し、多くの現代アーティストにインスピレーションを与え続けている。デュビュッフェ自身も、この概念を通じて新たな美的価値を見出そうとした。

  • 参考 1: https://media.artis.inc
  • 参考 2: https://media.thisisgallery.com

とても良い。

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