高知県が普及に取り組んでいる山菜、イタドリ。
イタドリの普及に協力できないか、と、仲間で取り組んでいるのですが、その一環として、旧・鏡村のイタドリ農家さん、川崎さんを 2025 年 4 月 13 日に訪問しました。

ちなみに川崎さんを訪問したのは、今回 2 回目。
あいにくの雨でしたが、実際にイタドリの収穫を体験、さらに品種改良についても話を聞くことができました。
イタドリの圃場
今年は天候不順(主に気温)の関係で、出芽が例年より低く、さらに本数も少ないそうです。

さらにイタドリにも「表年」「裏年」があるらしく、今年はどうも裏年とのこと。
それでも圃場には、たくさんの立派なイタドリが。
一部、収穫を手伝いました。

イタドリの品種改良
この日は、イタドリの収穫体験だけでなく、品種改良の現場も見せてもらいました。
山の中で優良個体を見つけ、それを挿し芽で増やしているとのこと。
たとえばトマトなんかは、脇芽を清潔なピートモスへ挿し適切に管理すれば出根しますよね。その要領だそうです。
実際に、育種中の「鏡2号」を見せてもらったのですが、いま流通している「鏡1号」に比べ、かなり太く、「高級アスパラ」を彷彿させますね。

鏡2号よりさらに太い個体も、今後、品種として固定するために、増やしているとのこと。

イタドリで品種改良? と、最初に聞いたときは、いまいちイメージがつかなかったのですが、実際に現場を見学すると、その立派に管理されたイタドリに感動。
川崎さんのイタドリ栽培が、持続可能な取り組みとして定着するよう、微力ながら応援していきたいと思いました。
イタドリを買えるお店
イタドリは基本、今の時期、春の山菜です。
ですのでこの時期、高知県の農産物直販所などへ行けば、手に入れることができます。
鏡むらの店(万々店)とか。
購入するのであれば、皮が剥がれているものが調理しやすいですね。
こういった製品も販売されています。

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